2年ぶりにアメリカ自然史博物館に行ってきました。カルチャー・パスを利用したので入館無料だったのですが、入場時間予約券(Time-entry ticket)の入手が必要だったのでその時に学んだことや、入館までの待ち時間なども含めシェアしたいと思います。2022年3月26日(土)の体験談です(2022年3月27日に親サイトで書いた記事を再掲しています)。
目次
1. 基本情報
1.1 開館日・時間
開館日・時間:水曜日~日曜日 10:00 am~ 5:30 pm
閉館日:月曜日および火曜日
最新の情報はアメリカ自然史博物館 (AMNH) のサイトから確認してください → AMNH: Plan Your Visit
2022年3月27日現在、入館時間予約券が必要となっています(下記3参照)。時間予約枠は10 am – 4 pmの間の30分刻みとなっています。
1.2 COVID-19関連情報 (2022年3月現在)
入館時にはCOVID-19 のワクチンを2回以上接種した旨の証明(5歳以上の場合)および身分証明書の提示が必要となるので必ず持参しましょう。また、館内はマスクの着用が必須となっています(2歳以上の場合)。
詳細はこちらから → AMNH: Health and Safety During COVID-19
2. 住所および行き方
2.1 住所
200 Central Park West, New York, NY 10024
マンハッタンのアッパーウエスト (Central Park West & W 79th Street) にあります。地下鉄駅からも近いため比較的行きやすいです。
2.2 地下鉄最寄り駅
最寄り駅はBラインまたはCラインの「81 St– Museum of Natural History駅」です。Bラインは週末は走っていないので、週末の場合はCラインのみとなります。また、数ブロック離れますが1ラインの「79 St駅」からも比較的近いです。
地下鉄の地図はこちら→ MTA: Maps
尚、週末は地下鉄のスケジュールが変わることが多い(運休したり、特定の駅に停車をしなかったりすることがあります)ので、週末に行こうと思っている方は必ずMTAのサイトでスケジュールの確認をすることをお勧めします。→ MTA: Plan a Trip/ Service Status
2.3 入館口
一般入場者の場合はCentral Park West & 79th St(2階)からの入館になります(COVID-19ワクチン接種のチェックは、外側の階段を上る前にされます)。また車いすの人も使えるAccessible entranceは81st Street/Rose Center for Earth and Spaceにあります。
尚、年会費を払ってアメリカ自然史博物館の会員となっている人はCentral Park West & 79th St(1階)に会員専用出入口があります。また地階には「81 St– Museum of Natural History駅」への直結した出入口があるのですがコロナ期間中も利用できるのかは未確認です(少なくとも入館はできないと思います)。
3. 入場券の購入および時間予約のチケットの入手法
入場券はアメリカ自然史博物館のサイトから直接オンラインから購入しておくのがお勧めです(チケット購入時に時間予約券も同時に発行してもらえます)→ AMNH: Reserve Tickets
なぜかというと、入館前にCOVID-19 のワクチン接種証明書の提示をするために博物館の外に長い列があるのですが、晴れて入館できても入場券を持っていない人(バウチャー利用者を含む)は入館後に入場券を購入またはバウチャーを入場券と交換するために再び列に並ぶ必要がでてくるからです。この点、アメリカ自然史博物館のサイトから直接購入した人は入館後そのまま展示物のある場所へ移動できるため、かなりの時間の節約になります。
バウチャー利用者とは、TripadvisorやGroupon等の旅行サイトから入場券引換券を購入した人や、New York CityPASS等の観光パスの利用者等を指します。
私は以下の3.3を利用したのですが、入場券・時間指定予約券の指定後は、Eメールアドレスを入力して、「ゲストとしてチェックアウトする」(Guest Checkout) という選択肢を選びました。3.1および3.2については未経験ですが、同様の流れになると思います。
3.1 一般入場(正規料金)
AMNH: Reserve Ticketsのページから、入館時間の予約だけでなく特別展の時間予約も料金支払い時にできます。以下のような画面で該当するチケットの枚数を選び、入館日→入館時間→特別展の追加の有無→追加する場合は時間指定へと進んでいきます。
特別展は別料金なので、追加した場合には以下の料金となります。オンラインで料金の支払い・特別展の予約まで済ませてしまうので、当日はチケット売り場に並ぶ必要がなく、入館後はそのままチケットを提示して展示場に移動できるようです。
常設展 (General Admission Ticket) | 特別展1つ (Admission Plus One) | 特別展2つ以上 (Museum Plus All) | |
大人 | $23 | $5 追加 (=$28) | $10 追加 (=$33) |
子供(3歳~12歳) | $13 | $3.5 追加 (=$16.5) | $7 追加 (=$20) |
学生、 シニア(60歳以上) | $18 | $4.5 追加 (=$22.5) | $9 追加 (=$27) |
3.2 NY州、NJ州およびCT州の住民の場合
ニューヨーク州、ニュージャージ州およびコネチカット州の住民の場合は、正規料金を支払わずに任意の料金の支払いでも可能ですが、この場合でも時間予約は必要です。
AMNH: Reserve Ticketsのページで、以下のように該当欄にチェックマークを入れるとZip Codeの記入欄が現れるので、Zip Codeを記入し、必要なチケットの枚数を選びます。この後、日にち指定→時間指定に進んでいきます。
尚、当日チケット売り場で支払いの上、入場券を購入することになるので、入館後にはチケット購入カウンターに並ぶ必要があります。また、特別展のチケットは購入できないようで、特別展も観たい場合は一般入場券を購入するように促されます。
3.3 入場券の引き換えバウチャー利用者、無料で入場券が入手できる人の場合
入場券の引き換えバウチャー利用者(前述の通り、旅行サイトから入場券引換券を購入した人やNew York CityPASS等の観光パスの利用者)および無料で入館入場券が入手できる人(勤務先が博物館の会員になっている等)の場合は、AMNH: Reserve Ticketsのページで、以下のように該当欄にチェックマークを入れると、入館時間の予約券が何枚必要か選べるようになります。この後、日にち指定→時間指定に進んでいきます。
特別展のチケットはバウチャー次第(含まれているるものもあれば含まれていないものもある)とのことでしたが、特別展については時間予約がオンラインではできないので含まれている場合には入場券の受け取り時にチケット売り場で時間指定をするとのことでした。
4. 待ち時間について~2022年3月の体験談
前述の通り、カルチャー・パスを利用したので入場は無料でしたが入館時間の予約券が必要でした。
前日(2022年3月25日)にアメリカ自然史博物館のサイトで確認したときは10:00 amの分はすでに選べなくなっていたので(定員数に達したものと思われます)、次の時間帯10:30 amの予約券を入手しました。ちなみに当日(2022年3月26日)の朝に再度確認したときには、10:30 amの分も選べなくなっていたので入館時間の早い順に埋まっていくようでした。
ちょっと分かりづらいですが、下の写真の赤枠で囲んであるように博物館に向かって右側に(79th Streetから80th Street方向へ)列ができていました。
私が列の最後尾についたのは10:07 amでした。一見すると長い列だったのですが10分ほどで列の先頭までたどり着きCOVID-19 のワクチン接種証明書の提示が終わりました。また、館内に移動後、チケット売り場でカルチャー・パスと入館時間の予約券の提示して入場券を受け取るために列に並びましたが、並び始めてから10分弱でチケットを受け取ることができたため10:30 amになる前(土曜日にもかかわらず到着してから20分後)には展示室に移動できました。
尚、Trip Advisorに寄稿されたレビューをみると、同じく2022年3月に博物館を訪れた人でもCOVID-19 のワクチン接種証明書の提示のために30分館外で待った人や中には1時間以上待った人もいるようです。何時に入館する予約をしていたのかまで書かれていないので明言はできませんが、ピーク時(12:00 pm – 3:00 pmが最も混んでいるそうです)に入館予約をした人なのではないかと思います。なので、これからアメリカ自然史博物館に行く予定の方はなるべく早い時間帯の予約券を入手することをお勧めします。
ちなみに、昼食(&主人の喫煙タイム)のためにお昼過ぎに一旦外に出たのですが、再入館時には会員専用出入口 (Central Park West & 79th St(1階))を利用させてもらえたため、ほぼ待ち時間なしで入館できました。
カルチャー・パスについては以下の記事で以前紹介しましたが、ニューヨーク公共図書館(The New York Public Library)、ブルックリン公共図書館(Brooklyn Public Library)およびクイーンズ公共図書館 (Queens Public Library)のライブラリーカード保有者を対象にした ニューヨーク市内の美術館・博物館への無料入場券をさします。ニューヨーク州にお住まいの方や勤務先がニューヨーク州の方は有効に活用して欲しい制度です。
アメリカ自然史博物館の見どころや主な展示物等については、近日中に紹介していく予定です。
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