2019年アラスカクルーズ 7泊8日の旅(6):3日目 ジュノー

2019年7月15日。いよいよアラスカ上陸。最初の寄港地はアラスカ州の州都、ジュノーでした。ルビー・プリンセス三日目の体験談です。

1. 午前中の活動(船内)

この日はジュノーへの到着時刻11:00 am、出港が10:45 pm(9:30 pmまでに乗船)というスケジュールだったので、午前中は船内でゆっくりと過ごしました。

ジュノーへの道のりはザトウクジラ(humpback whale)が見えることがあるとのことで、クジラが見えそうな前兆がある時はその都度、船内放送が入りました。放送は前日アラスカに関する講演を行った自然学者のMichael Modzelewski氏でした。そんなこともあり、朝食後は放送を聞きながらカメラを片手に右のデッキへ移動、今度は左のデッキへ移動という感じで動き回っていたのであっという間に時間が過ぎていきました。

9:30 am は、Michael Modzelewski氏の講演があったのでこちらに参加しました。アラスカに関する講演の第二弾です。この日は「Close Encounter with Alaskan Wildlife」というタイトルで、アラスカに住む野生動物の話でした。 Modzelewski氏が熊に出会ったときに撃退したときの話や、ラッコやクジラなどの習性についての話などをスライドを使って楽しく解説してくれました。

そうこうしているうちにジュノーが近づいてきました。後述しますが私は外部ツアーに前もって申し込みをしていたのですが、ツアーの出発時刻は午後1時だったので、到着してすぐには下船せずに、まずは船内で昼食をとりました。

バルコニーからジュノーに到着直前に撮った写真です。中央下から右上に線が走っているのが見えますが、これはロープウェイです。ロープウェイで山頂まで行ってハイキングを楽しむという時間の使い方もあるそうです。

2. ジュノー下船後

ジュノーでのツアーをプリンセス・クルーズを通じて申し込んでいた人はツアーの集合場所は船内のようでした。私は外部のツアーを申し込んでいたのでプリンセス主催のツアー参加者とは合流せずに、主人と2人で下船しました。

ルビープリンセス号。ジュノー港から。
こちらは下船後の写真です。写真の右側の白い箱状のものが私が乗ったルビー・プリンセス号、中央の茶色い建物(Mt Robert’s Tramway building)がロープウェイ乗り場です。ロープウェイはこの建物から左手に伸びています。 また、前もってツアーを予約をしていない人用の当日のツアーの申し込みブースもありました(写真左側)。
ロープウェイ乗り場( Mt Robert’s Tramway building を反対側から見たところ)です。
大きなタラバガニが食べられることで有名なTracy’s King Crab Shack。ツアー後にここで夕飯を食べようという案もあったのですが、結局ここには達寄らずにディナーはクルーズ船に戻って船内で食べました。

3. ホエールウォッチングとメンデンホール氷河ツアー

3.1 ツアー概要

ツアーですが、「メンデンホール氷河ツアー」と「ホエールウォッチング」の両方が楽しめる「Whale Watching and Mendenhall Glacier Tour」というものに参加しました。催行時間は1:00 pm ~ 5:30 pm 、主催はAlaska Taleでした。待ち合わせはツアー開始の15分前(12:45 pm)でした。

以下、Aaska Taleの申し込みページからの引用です。

Mendenhall Glacier tour
On this half-day tour, an Alaska Whale Watching Tours representative greets and escorts you to the tour bus where your trip begins. After a short 20-minute bus ride through downtown Juneau, you arrive at the breathtaking Mendenhall Glacier. Once there, you have 45 minutes to explore on your own.

Tour options include touring the visitor center, walking out toward Nugget Falls, or hiking the East Glacier Loop Trail. Of course, you’re able to take scenic pictures of Mendenhall Lake and, if you are lucky, you can even see black bears fishing for salmon out of the salmon-spawning streams that traverse the area.

Juneau whale watching
After the Mendenhall Glacier tour, you’re picked up again to continue on to the next part of this adventure: whale watching . Enjoy two full hours on the water observing true Alaskan wildlife at its finest. Aboard our boats, you have the opportunity to see sea lions basking in the sun on Benjamin Island or taking a nap on an ocean buoy. Keep your eyes peeled for bald eagles soaring peacefully in the air. Have your cameras ready to try and capture breathtaking photos of humpback whale flukes, breaches, and rare bubble-net feeding. Majestic orca whales are even occasionally sighted traveling in pods on our tours!

3.2 メンデンホール氷河

ジュノー港からメンデンホール氷河へはバス(スクールバスを改造したもの)での移動でした。20分ほどで目的地に到着後、メンデンホール氷河の駐車場で降ろされ、現地では自由行動で、時間になったら駐車場に迎えのバスが来るという形でした。自由時間は45分でした。

ビジターセンターのすぐそばにあった案内板です。ビジターセンターではレンジャーの人がスライドを駆使して野生動物についての解説を行っていて、聞き入ってしまいました。また、メンデンホール氷河付近の野生動物の生態を開設したパネルや剥製・毛皮の展示されていました。お土産屋さんも併設されていました。
メンデンホール氷河。残念ながら氷河の上は歩けず、遠くから眺めるだけでした。
メンデンホール氷河。ちょっとズームアップしてみました。
メンデンホール氷河。さらにぐーっとズームアップしてみました。

3.3 ホエール・ウォッチング

メンデンホール氷河のあとはまたバスに乗って、今度はホエール・ウォッチング開催場所に移動しました。 ホエール・ウォッチング自体は2時間程度でした。

こちらが利用したボートです。最初はボートに乗ってひたすら沖合いに進んでいきました。ある程度離れてからは、クジラが出没しそうなところを見つけてはあちこち移動しました。

以下、ホエールウォッチング中に撮った写真です。 ちなみに写真だけみると結構クジラが近くにいるように見えますが、撮影には望遠レンズのついたデジカメ(いわゆるネオ一眼)を使ったので、肉眼だとこれほど近くはなかったです。なので、ホエール・ウオッチングに参加する場合は望遠レンズ付きカメラまたは望遠鏡が必須です。

4. ツアー後の活動(船内)

ツアー終了後は、ちょっとお土産屋さんを観た後、クルーズ船に戻って夕食をとりました。

この日も夜はいろいろなイベントがありましたが、時間に追われずにゆっくりしたかったので、夕食後は船内をぶらぶら歩いたり、キャビン内でオン・デマンドの映画を観て過ごしました。映画のラインナップとしては「John Wick: Chapter 3」(2019年5月公開)や「Dumbo」(同じく2019年5月公開)をはじめとして割と新しい映画が揃っていました。尚、映画代はキャビン代に込み込みで別料金はかかりませんでした。

5. スケジュール表

6.  (参考)プリンセス・クルーズ・
ショアエクスカーション

上述の通り、私は外部のツアーを利用しましたが、プリンセス号でも以下のアクティビティ(単体また2種類以上の組み合わせ)を含むショアエクスカーションが山のように用意されていました。これらは、クルーズに申し込み後、プリンセスクルーズのサイト(米国サイト)で申し込み可能でした。また、クルーズ中も船内の予約デスクで申し込むことができました。ちなみに、上記で紹介した私が参加した外部ツアーは下記の(1)と(3)を組み合わせたツアーにあたります。

オンラインサイト(米国サイト)および船内にあったパンフレットは英語表記のみでしたが、プリンセスクルーズの日本サイトで日本語のPDFファイルを見つけたので、当該ファイルで紹介されているスキャグウェイで選べるアクティビティを紹介します。日本語PDFファイルの18ページ目からの引用になります。

(1) メンデンホール氷河 (Mendenhall Glacier)

メンデンホール氷河は全長 19 キロ、幅 0.8 キロ、深さ 90 メートルから 500 メートルあります。ジュノー氷原か らメンデンホール湖まで広がっており 1700 年中期からゆっくり後退し続けています。

(2) アウトドア・アドベンチャー (Outdoor Adventures)

アウトドア好きの方にとって、これ以上の場所はないと言っても過言ではないでしょう。犬ぞりやホエール・ウ ォッチング、ハイキング、自然観察、飛行、ジップライン空中散歩などをお楽しみいただけます。

(3) ホエール・ウォッチング (Whale Watching)

4 月から 11 月まで何百頭のザトウクジラが子育ての為、北インサイドパッセージ海域を飛び跳ねながら通過する姿を見ることができます。またシャチにも遭遇するかもしれません。

(4) 氷河飛行 (Glacier Flightseeing)

巨大なジュノー氷原上空を飛行し、空からしか行くことのできない氷河、壮観な氷瀑、雄大な岩石層を楽しむことができます。

(5) マコーレー・サーモン孵化場 (Macaulay Salmon Hatchery)

太平洋に生息するサーモンの一生を観察してみましょう。稚魚(1年中)から産卵のため川を130メートル登っ てくる成魚(6 月下旬から 10 月まで)になるまでの感動的な過程を観察することができます。アクアリウムではこの地域の海の生態を自然のままの状態でみることができます。

(6) グレーシャーガーデン (Glacier Gardens)

敷地面積 0.2 平方㎞の庭園には地元原種から暖帯多雨林まで幅広い植物を見ることが出来ます。ガイドツアーでは自立した生態系の実態を知ることができ、サンダーマウンテン展望台からは素晴らしい景観をお楽しみいただけます。

(7) 犬ぞり (Dog Sledding)

プロのマッシャー、犬ぞり犬に会って、アラスカ州のスポーツである犬ぞりについて学びましょう。氷河まで飛行して雪の上を滑るか、夏の訓練地を訪れて車輪のついたそりを体験するかお選びいただけます。

(8) ロバーツ山トラムウェイ (Mount Roberts Tramway)

わずか 5 分のトラム乗車でロバーツ山の頂上まで上ることができ、標高 540m からのパノラマ景色を空飛ぶ鳥と同じ目線から眺めることができます。山頂にはトレイルや売店、自然にできたオブジェなどがあります。

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アメリカ(ニューヨーク)に住み始めて17年目です。このサイトでは、ニューヨークの最新の現地情報、およびこれまで行った旅行について書いていく予定です。これまで20か国程度旅行したのですが、最近はもっぱら北米および日本国内の旅行にとどまってます。
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